東京荒川区でひきこもり支援をしています 問い合わせ先TEL:03-5944-5730(NPO法人楽の会リーラに委託) 毎週水・金・日の13時~17時受付 荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井 TEL:03-3802-3338
by A-tabi-rakawa
2023/3月例会
さる3月26日の午後1時30分から、フレスコ町屋201ホッとステーションにて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の2023年3月例会を行いました。
例年よりも早く桜が満開との報に接しましたが、あいにくこの日は冷たい雨。予報ではしばらく雨が続くとあって、花散らしの雨になるのを心配する声があがりました。
そんな冷たい雨の中ではありましたが、初めて参加の方もいらっしゃり、また思いがけず深い話も出る場面もあって有意義な会となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
「桜は満開だけど心の内は厳しい。息子が動き出してくれない。先月少し動きが見えたけれど結果ははっきりせず。桜見る気になれず代わりにお墓参りに行った」
「ひきこもりをしていると人生の段階を意識させるライフイベントが起こらないので、自分のイメージと自分の実際の(社会的・肉体的な)年齢のギャップが大きくなる。8月で50歳になるから、もう公務員再チャレンジ試験を受ける機会も最後になる。今の暮らしも必死だけど、もうこれより良くはならないんだと思うとツラい。周りも今一つズレているようで、年齢が上の人のお花見に混ぜてもらったら「若いんだからもっと食べろ」とドンドン食べさせられて体調崩してしまった。そこまで若くないんだと実感、なさけない」
「同じ講座に参加した方からのご紹介で、狛江市から参りました。私自身の息子は独立して、なかなか家に寄りつかないくらいですが友人の息子さんがつらい思いをしています。ずっと高校に行けずにいたけれどそれでも受験して合格、周りから見ればとても立派な大学なのに「国公立に行けなかった」といってちゃんと通ってくれるかも分からない。新生活の不安を訴えて「死にたい」という。親御さんの気持ちはいかばかりか。責めたりせずに気持ちを尊重してやりたいと言うけれどお子さんと一緒に孤立することも心配。こちらの会では皆さんの貴重な体験をお聞きできればと思っています」
「それがプラスの変化であっても環境の変化って不安の種で、昇進がきっかけでうつになるなんて話もよく聞きます。これまでの学校生活がつらかったなら、心機一転して大学デビュー!なんて張り切りすぎて失敗しちゃったりする人とか。ご本人にとっては理想通りに行かなかった、不本意な気持ちが先に立ってしまっている。でも、マイナスなことや周りの人との関わりにとらわれて苦しむばかりなのはもったいない。自分も何とか大学には行ったけど、日々の不安に消耗するばかりでせっかくの教育機会を生かすことが出来なかった。このころに好きになったことや勉強したことが、後々まで自分を支える力になってくれるはずですから、機会を生かしてほしいです」
「狛江市だと荒川区はちょっと遠いですから、同じ地域家族会連絡協議会で世田谷や調布で活動している団体をご紹介しますね」
「死にたいという人はたいがい死にたがってはいません。分かってほしいという訴えなんです。出来ないことはたくさんあるだろうけどお互いが出来ることをすればいいんです」
「荒川区社会福祉協議会では新年度から支援事業の一環としてひきこもりの居場所づくりを進める予定です。4月を周知期間として5月から本格稼働の予定。触れあいたい、話したい人にも静かに過ごしたい人にも対応できる形で、必要ならば個別の相談にもつなげられるようにしたい。来月にはチラシもお配りできると思います」
「これにあわせて内部体制も少し変化しますが我々の立場はあまり変わりません。立ち上げに向けて先駆的活動をしているところを参考に、来たくなる場所を目指します。名称は「ごろリンク」です」
「「ごろリンク」、ようやく走り出しましたね」
「「ごろリンクが走り出す」って、なんか強烈なワードですね。パワーワードですね(笑)」
「元夫のモラハラが怖くて専業主婦からひきこもりになったわたし、家族を失って一人荒川区に引っ越してきてから出会いに恵まれた。元訪問看護師をしていた大家さんとの出会いから福祉の支援につないでもらって今に至ります。今はメンタル面ではかつてよりずっと良くなったけど体力なくて動けない状態。年齢的な問題? コロナかかってないはずなのにコロナ後遺症みたいな症状。気持ちとしてはやりたいことがあるのに体がついて行かない。研修をやり遂げられたのは奇跡。一緒に受講したみなさんのおかげです」
「発達障害の特性やひきこもりの経験についてはなす機会があったけどDV体験については深くふれられなかった。DVに関してはジェンダーの問題で社会がそれを容認している。ドメスティックな関係の問題は閉じた空間でおこるひきこもりの問題に通じるところがある」
「被害者の側にたつのが前提で、味方に徹する。加害者を責めるあまり、自分自身の考え方の中に加害者のそれに通じるムーブを感じると激しく自己嫌悪してしまう」
「自分が荒川区に越してきたときはまだ男女平等を扱うアクト21でもLGBTに関する話はなくて、ここ数年で新しい考え方を積極的に取り入れている様子です。アライな当事者会のほうは3月4日におぐのはらアートフェスタに参加、4月1日には「一年の計はエイプリルフールにあり」の会。制約を取り払って言いたい放題で夢や希望を語る会にしたいです」
「2月から荒川区で一人暮らし。一人の生活だと食材や料理があまりがち。最近ひきこもりがち。見えないところでいじめられている。大人になるとやり方が狡猾になっているからこちらが疲れてしまう。いじめている側の方が社会に認められていて、被害者側の方が感情的になって受け入れてもらえない。ルールは多数が決めているから。それはいじめに荷担しているのと同じ」
「いじめる側はいじめられる側の感情に鈍感? 多くの人は「悪気なくやっている」と言うが実際にはそうじゃないと思う。弱い人から搾取することを意識してやっている。いじめられる側は社会から否定されっぱなし。自分に自信がもてず、つらさを抱え人を信用できず周りに開示できない。自分が正しいと思うことを大切にしなければいけない。ウソをつけないから受け流せない、なあなあにできない。声を上げるべき時にはあげなければいけない。働いていると時間がないが、働いていないと信頼できる関係もない。ままならない状態」
「実家に部屋が残っていて、そこに趣味の鉄道模型を置いていたけれど、家の引っ越しのためにそれらを片付けなければいけなくなった。一部は残して売ったら50万円近くになったけど、投資額からは考えればずいぶん少なくて落ち込んだ。今は手元に残ったものを大事にしています」
「鉄道模型っていいご趣味だと思いますよ。愛好家がたくさんいるし、そのコミュニティとつながるのはいい事だと思います。好きなことは支えになってくれます」
「昨年末から2月にかけて、NHKでスコットランドの山谷にミニチュアの機関車を走らせるドキュメンタリーやってましたね。趣味人が集って一つの目標を達成させる様子は楽しそうでした」
「ホッとステーションのボランティアお疲れ様会に呼ばれて、初めて会う他の曜日の人たちといろいろお話した。こういう場に呼ばれるくらいこの場に馴染んだんだな、と思いつながりを実感できた。長男は動きなく、娘二人は4月からそれぞれ通信制高校と区内の中学に。中学の卒業式にはめんどくさいと言いながらも出てくれた。学校はいやでも友達はいた。その存在がありがたい。もう大きくなってすっかり大人のように見えても心は子供なところがある。親には管理する責任があると思う」
「守って、助けてあげたいという気持ちがそう現れてるんだと思いますよ。しらないうちに少しずつお子さんは自分自身が守る力を養っているんで、守ってあげるところと寛容なところ、両方必要なんでしょう」
「相変わらず余裕がない。会にも遅れてしまったけれどもそれでもここはいられる場所、ありがたい。毎日じゃなくても人とつながっている、そう思える心持ちになれる」
「お正月がついこの前なのにあっという間にもうすぐ4月、ついていけない。色々やることあるのになかなか進まない、頭では分かっているのに手が出ない、前に進めない」
「多岐亡羊、という言葉があります。選択肢が増えることは自由が増える事でもあるけれど同時に迷うことも増えるのです。あれもこれもではなく、優先順位をつけていけばいいのでは」
「逆にやらなくていいことをどんどん削っていくという考えもあります。どうしてもしなくちゃいけない事というのはそう多くない。そしてどうしても避けられないことは先にやってしまう。抱えたままにしているといっぱいいっぱいになる。一度にやることを絞っていけば楽になる」
「マルチタスクよりシングルタスクですね。コンピュータのCPUもマルチタスクのように見えて実は優先順位をつけてシングルタスクにしているのです」
「いっぱいいっぱいと感じるときはどうするか」
「助けを求める、放置する、相談相手を見つける、とか?」
「相談するなら、早めに見極めて相談するって言うのも必要ですね。直前になって言われても助けられないって事もあるから」
「提出する日の朝になってSOSを出す子とか、よくいますよね(笑)」
「自分では気づかないけれど、ひとから見たらできていることもある。できていることに注目して、頑張っている自分を褒めてあげよう。長い目で見ればうまく行かないときがあっても取り戻せる」
「疲れてバタンキューにならないよう、意識していることってなんですか」
「休むことが一番ですね。疲れても休めないのは心に占めている悩みにとらわれているから。別のこと、音楽とかに意識をおいて心地よく感じられる状態を作り、少しの間悩みを考えないようにすることです」
以下、告知。
荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として新たに「荒川区若者相談「わっか」」を開設しました。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
加えて、荒川区ではひきこもり問題に対応する新たな窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しました。
匿名での電話相談・来所相談を受け付けるとのことです。
次回、荒川たびだちの会2023年4月の月例会は4月の第4日曜日・4月23日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。
次回2023年4月の運営会議は第2木曜・4月13日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。
「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2023年4月は4月14日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。
これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。
いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします。
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by A-tabi-rakawa
| 2023-03-27 02:49
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2023/3月運営会議
さる3月9日、荒川たびだちの会の運営会議を行いました。
急激に気温が上がって着る物選びに苦労する時期になりました。ご参加くださった皆様、ありがとうございます。
議題としては社会福祉協議会の今後のひきこもり施策について具体的な進展の紹介に加え、アクロスあらかわのパネル展示申し込み手続きについての検討など会運営に係る事務を行いました。
「昨年末まで代々木にあったひきこもり経験者のシェアハウスが越谷に移転したという事で訪ねてみた。地味に駅からの距離がしんどい。荒川区内は交通が至って便利、今の住環境でなかったら本当に本格的なひきこもりになるだろうなと思う。外界とのアクセスのしやすさは土地によって大きな差がでる。シェアハウスには韓国の光州広域市から視察が入っていた。あちらで初めての公立のひきこもり支援施設を作るということで力を入れている様子出、後日KHJの方にも同じ視察団が来ていた」
「尾久の原公園で行われたおぐのはらアートフェスタはなかなかの盛況。遠方からの参加もあった。アライな当事者会、4月1日に花見イベントをやって、そこで一年の目標を言い合おうと考えている。一年の計は4月1日にあり、たとえ実現できなくてもエイプリルフールの日なら「うっそぴょーん!」で済ませられる。今年は花見での飲食が解禁されるというし、都立公園である尾久の原公園出やるのもいいかな、と思う。でもそのころにはソメイヨシノは散ってしまいそうな勢い……」
「ツラかったこと、悲しかったことをウソに変える「鷽替(うそかえ)神事」みたいですね。目標はこの際大きな事をいってしまうのもいいでしょう」
「新たな社会福祉協議会の支援事業、多様な方が多様な形で行られる場所を目指して進めている」
「19日(日)はあらかわ遊園奥のアリスの広場でイベント。荒川しあわせすごろくやるお手伝いする予定です」
「アゼリアの囲碁・将棋サークルのメンバーといっしょにAbema将棋チャンネルで藤井聡太さんの対局を楽しむ。残念ながらその日の対局は敗れたけどワイワイ言いながら見るのは楽しい」
「楽の会リーラさんの方でこちらの会を紹介されてきました。当事者本人と親御さんが揃って参加する会はなかなか貴重です」
「こちらは支援者も参加してくださってます。社会福祉協議会が積極的に力を貸してくれていてありがたいです」
「就労移行支援事業への参加検討中。個人面談に進んだけど、直前になって履歴書・経歴書・面接資料求められてるのに気づいて大あわて。メールの下の方に書いてあったから……。週3ぐらいならなんとか、と思っていたけど支援団体の人は「週5で!」という。きびしい」
「わたしもそういうの参加してみたんだけど、グループワークで何となく押しが強そうに見えるのかリーダー押しつけられてしまった。でも実際にはコミュニケーションスキルなんてゼロだから心折れてしまってそれきりになってしまった」
「いろいろな支援機関の実態を知って違和感・疑問を感じひきこもり問題に興味を持つようになった。あるサポートステーション、すでに相談疲れしていて家族の事やらこれまでの事情とかは聞かれたくなかった。ただ仕事のためのスキルや仕事情報が欲しかっただけ。しかしそうしていたら相談員がキレてきた。「家族のことはあなたの実存に関わるでしょうが!」なんだそりゃ。サポステのすみっこで大人の相談員二人がかりで責められ威圧感、我慢ならない理不尽を感じた。結局そこで話したことはハローワークと共有されておらず、一から話すことに。結局そのサポステとは関係ないルートで得た図書館のバイトではすごく親切にしてもらって、サポステで脅された高い壁なんてまるで感じなかった。行政は困難を抱えた人の問題を解決して能力を生かせる場を与えてくれる、と思っていたんだけど。支援機関ってなんなの?」
「求職活動のために求められるスキルと、実際に働くときに求められるスキルに食い違いがあるとか?」
「支援機関と言ってもいろいろ。委託を受けて活動している団体の中には、わかりやすい成果を上げることを求められているというところもあるのでは?」
「そもそも今の社会が理不尽なので、その社会に合わせていこうとして理不尽を再現してしまっていることもある」
「気が弱いひきこもりの人たちを食い物にするのはかんたんで、この業界あやしげな人が混じっている場合もある。引き出し屋とつながってたりしてね」
「こわー」
「いや、親身になって助けてくださるちゃんとしたところもたくさんありますからね。色々なところがあってばらつきがある。色々な相談機関を試して肌が合うところを探していく必要があるでしょう」
「ピアサポーター研修修了者へのアンケート、「研修を通じてあなたが変わった事はなんですか?」という質問項目に違和感。なぜ変わることが前提なのか。私がこれまでやってきた中でなにか変わったことがあるとしたら、それは「変わろうとすることをやめることができた」ということ。そのままの自分でもやっていけるという自信がもてた」
以下、告知。
荒川区内で活動する青年団体が一堂に会する「第57回あらかわ青年大会~アリストック~」が開催されます。
区内で活動する団体の数多くのブース出展や学生による演奏やダンス等、様々な催しが開かれます。
開催日時は3月19日(日)、午前11時から午後4時。
場所はあらかわ遊園奥・アリスの広場です。
ワークショップ・飲食物販・ステージ発表など盛りだくさん。
詳細はリンク先をご覧ください。
荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として新たに「荒川区若者相談「わっか」」を開設しました。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
加えて、荒川区ではひきこもり問題に対応する新たな窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しました。
匿名での電話相談・来所相談を受け付けるとのことです。
次回、荒川たびだちの会2023年3月の月例会は3月の第4日曜日・3月26日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。
次回2023年4月の運営会議は第2木曜・4月13日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。
「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2023年3月は3月17日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。
これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。
いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井
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by A-tabi-rakawa
| 2023-03-10 22:42
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2023/2月例会
さる2月26日の午後1時30分から、フレスコ町屋201ホッとステーションにて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の2023年2月例会を行いました。
雪の気配に震えあがっていた2月運営会議からうって変わって、春近しを感じさせる陽気となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
「息子が急に「今週の金曜日に面接にいく」と言いだした。どうなることやら。夜勤のある仕事らしいが、本人はどうもはっきりしない。なんとか決まってほしいけれどこればっかりは見守ることしかできない。最近は朝7時半頃に起きて夕方少し外にでる生活、食事は三度三度きちんと食べている」
「なるべく出来ていることに注目しましょう。昼夜逆転もせずに健康的な生活、面接の約束も取り付けて頑張ってらっしゃいますね。きちんと褒めてあげてください」
「ここに来るのは皆さんの話が聞きたいから。わたしの方はあまり報告できることは無い。息子は相変わらず祖母(わたしの母)の家で引きこもっている。夢の中で、あの子が元気になって安心して、でもそこで目が覚めてしまって……。母は何事もなく本人に接してくれている。わたしはどうしても感情的になってしまってフラットな触れ合いが出来ない。息子から反応がなくても母は動じない。もともと欲しいときには「欲しい」と言うけどいらないときには無反応な息子。うまく接してくれる母の存在に助けられている。娘は通信制高校の説明会へ。付き添いが両親そろっているのは我が家だけだった。ウォーキングが好きなので、池袋の会場まで荒川区から徒歩で往復した。新記録。末っ子は6年生でこちらももうすぐ卒業。謝恩会の準備で忙しい。本当なら息子も節目の年だった。なかなか忙しいけれど3年ごとに産んだからこうなるのは仕方がない」
「大変ですけれど以前より気力が充実した様子に見えます。長く歩くこと自体も大変ですけれどもそういうことをしようと思いつく気力をもてるのはすごいことです」
「最近はほっとステーションの活動に行けていない。時間遅れて活動が終わったあとの打ち合わせに顔を出す程度。3月1日からのアートイベント(おぐのはらアートフェスタ)に向けて大きな人形を作っている。家族を表現するものとのこと。アライな当事者会としてオンライン参加ありのお散歩。今日は池袋のあうるすぽっとでの生きづらさ合同イベントの手伝いもあって忙しい」
「委託職業訓練に通っている。事務をするのに役立つMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)という資格が取れる内容だけどちょっと思っていたのと違ってきびしい。画面上でAI(!)が教えてくれる。公的援助が入っているので出席厳しく、火曜~土曜にみっちり。優先順位をつけてきちんと休むことも必要」
「AIが先生役ですか……最近話題ですね。ついていけるか心配……」
「最近は企業による障がいがある方の法定雇用率を引き上げたり厳しく守ることを求める方向になっています。それ自体はこれまでの努力の結果でよいことではあるのですが、中には雇用した障害者にすごく厳しい仕事量を課したり、逆に雇用率を満たすことだけを目指して雇ってもちゃんとした仕事を回さないといったこともあるようです。補助金だけが目当て、と言う場合も。出来ることを出来るだけやることが心身にプラスになるはずで、それを支える為の制度のはずなのですが……」
「1月の後半にコロナ陽性になって職場にずいぶん迷惑をかけてしまった。ウイルスはもう無いはずだけど喘息体質がぶり返して悪い咳が続き、職場のひとにいやがられることも。体力がぐっと落ちてしまって夜勤が厳しくなった。上司は「楽な仕事だから給料が安いのは当然」と言うが楽だと思ったことは一度もない。父の要介護度が上がってきて今後どうなるか不安。とはいえよそでやって行かれる自信もないから安いお給料にしがみついていくしかない。就職氷河期と長いひきこもりを経てやっての思いで今この状態。雇ってもらえるだけでも感謝しなきゃいけないのだけど……」
「なんか、いろいろ抱え込んで八方ふさがりになってるみたいに見えます。休めるときには休まないと……」
「我慢する事にばかりエネルギーを使っている感じですね。余裕を作るために頑張る、ってかんがえ方も必要です」
「こちらにお伺いするのは初めてですが、会長さんとはもう30年近く友人関係です。荒川区に住んで40年、高校を出てからずっと働きづめ、気づいたときに都電の車内でパニック起こしてた。日本ほど一人一人のことを大切にしない国ってないんじゃないだろうか。生身の身体なんだから無理してはいけない。10人いれば10人考え方感じ方は違う。病気から生還してからは好きなことをしようと考えて、60歳過ぎてから短大に入って保育の職へ」
「イタリアでのこと、障害のある人一人に対してサポートするひとが多人数。その人がその人らしく生きることを支えるのは当然という意識がある。一人で無理をして背伸びをしてはいけない。もっと公的なサービスがあってもいいのでは」
「学童の現場で、宿題が出来ていないからと言って給食を食べさせてもらえなかったと嘆く子がいた。その子は宿題をまだ済ませていないからと学童から学校に連れ戻されていた。主人公が子供・人間じゃないのはおかしい」
「30代の息子、中学に入って最初に「内申書は大事」と言われたという。そのころの学区制度の枠では無理だから学区以外にいったら?といわれたとも。萎縮した学校、テストの点数と内申点を人質にされたよう。それも恣意的でそれが空しいという。高校に入って今度は初日に「自分の意見を言ってもいい学校だった。別世界」といっていた」
「いい学校に行けたんですね。残念だけどよい学校の方がそういう余裕があって、逆に問題を抱えているところほど学校側がそういう武器に頼ってしまう一面がある」
「ピアサポの現場にでたり、ひきこもりネットラジオをやったり。ラジオパーソナリティのようにうまくは話せない、やりきれない気持ちをまとめるのはかんたんではない」
「カウンセラーと話すにしても、カウンセラーの答えが役立つわけではない。カウンセラーを相手に話すことで感情をおいていき、自分の気持ちが整理されるのが一番の効能」
「学校とか、いつも人間関係でつまづいて社会的な経験がない。身体が命令口調の人を恐れているみたいで、なかなか働くことが出来ない。実家にいると干渉されて自分の気持ちが後回しになる、自分の生活が出来ず我慢することだけですり減っていく」
「相談を受ける側の立場。聞くこと・傾聴することが相談活動では一番大事。子供も親も一人で抱え込み周囲から孤立する。少しでも生きやすい生き方をしてほしい」
「不登校は結局学校が子供にとって行きづらい(生きづらい)場所だから起こる。学校が行きたくなる場所になることを考えるべき」
「どれだけ責任を感じるか。子供だけが悪いわけじゃない。好き放題ではなくて、自分の責任で自分の生活をすること。ここで言う責任は「自分の出来る範囲で、自分自身を主体的にコントロールすること」。心配のあまり本人の気持ちを考えずに世話という名の干渉を続けると、どこかでそうした本人の責任・自由を奪うことになる。接し方を見直し、距離を適切に保つことを考えよう」
以下、告知。
千代田区の九段生涯学習館2階の九段ギャラリーでは、3月5日まで「ポコラート全国公募受賞者展Vol.10」を開催しています。ポコラートとは「障がいの有無に関わらず人々が出会い、相互に影響し合う場」であり、その場を作っていく行為を示す名称とのことです。
詳細は下記のリンクから。入場は無料です。
荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として新たに「荒川区若者相談「わっか」」を開設しました。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
加えて、荒川区ではひきこもり問題に対応する新たな窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しました。
匿名での電話相談・来所相談を受け付けるとのことです。
次回、荒川たびだちの会2023年3月の月例会は3月の第4日曜日・3月26日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。
次回2023年3月の運営会議は第2木曜・3月9日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。
「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2023年3月は3月17日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。
これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。
いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします。
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by A-tabi-rakawa
| 2023-02-28 01:48
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2023/2月運営会議
さる2月9日、荒川たびだちの会の運営会議を行いました。
2月を古名で「如月(きさらぎ)」と呼びますが、これは寒さで着物を更に重ねて着る「着更着(きさらぎ)」から来るという説が有力だそうです。
翌10日には東京都内にも降雪の予報が出るという、重ね着がしたくなる寒い夜となりました。先月に続き寒さをおしてご参加くださった皆様、ありがとうございます。
議題としては今後の荒川区のひきこもり政策についての展望や他区でのオンライン居場所の取り組みについての紹介などが行われました。
「先月の月例会が終わってから家族で新型コロナに感染、80代の両親とともに2週間ほど療養を余儀なくされました。東京都の食糧支援はありがたかった。全員4回目のワクチン接種を済ませていたにもかかわらず感染、マスク規制が緩和されるなどの動きがありますが油断は禁物です。皆様もご注意ください」
「WRAPファシリテーターとしてデビューしました。初めてのWRAPなのに心身不調。通常の睡眠に加えていくらでも寝れてしまうので結果として昼夜逆転状態に。先週ほどから不注意で失言してしまった。相手は許してくれていたけど自己嫌悪が進む。自分が許せず自罰傾向が止まらない。自分を責めすぎて自己嫌悪、そんな状態でのWRAPデビューは不安だった。頭を抱えてしまいそうになるが気を付けていくことしかできない。やれることをやってできなかったことを反省する、それを心がけていくしかない」
「いつの間にか心身に疲れが蓄積していたんでしょうね。からだが眠りを求めるのはそのせいかも」
「あまり自分を責めていると耐えられなくなる。自分を責めずに済む理由を求め、他に責任転嫁するようになることも」
「失敗を誰かに押し付けず、自ら反省し改善するのは健全な流れです」
「ピアの考え方の違い。専門性はどこにあるのか。専門性を求められるがどこか違うと思う。ピアサポーターに求められるのは共感性ではないか。困っている人に対して(支援者と対象者ではなく)同じ人として接することは誰にでも求められる資質だと思う」
「施設によってはピアサポーターに旧来の専門家の縮小版を求めている場合がある気がする。そういうものでないと行政としても評価しにくいのだろう」
「専門家はそのスキルが深まり出来ることが多くなるだろうが薄く広い範囲をカバーすることも必要」
「自立支援にかかわる役所の人向け研修「重層的体制整備支援」として、荒川たびだちの会で触れた事例について話してきました。「重層的」とは様々な立場・視点の持ち主が参画できる体制。荒川たびだちの会はいろいろな立場の参加者さんが自然に集まる場、と紹介しました」
ほか、初めての方の参加や手作りのマカロンの差し入れなどもあり、大幅に予定時間を超える会となりました。
以下、告知。
荒川区社会福祉協議会の「まるっと瓦版令和5年2月号」では、福祉の何でも相談会開催が告知されています。どこの窓口に行ったらいいか分からない多岐にわたる問題について解決の糸口を共に探す相談、2・3回目は社会福祉協議会を飛び出して地域でおなじみの施設で開催します。
荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として新たに「荒川区若者相談「わっか」」を開設しました。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
加えて、荒川区ではひきこもり問題に対応する新たな窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しました。
匿名での電話相談・来所相談を受け付けるとのことです。
次回、荒川たびだちの会2023年2月の月例会は2月の第4日曜日・2月26日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。
次回2023年3月の運営会議は第2木曜・3月9日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。
「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2023年2月は2月17日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。
これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。
いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします。
「2月は逃げる」とも言いますが、年が明けて忙しくしているうちにあっという間に時間が過ぎていきます。次回2月の月例会はもう2月も末になりますね。短い2月を有意義に過ごされてまたおいで頂けますよう、お待ちしております。
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by A-tabi-rakawa
| 2023-02-10 02:21
|
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2023/1月例会
さる1月22日の午後1時30分から、フレスコ町屋201ホッとステーションにて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の2023年1月例会を行いました。
年が改まってはじめての月例会になります。
久しぶりの顔もあれば、初めての顔もある会になりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
「長らく通院している。たぶんグレイゾーン。父親の問題に悩まされていた。いまは福祉を受けているけれども能動的になれない。家がゴミ屋敷状態、セルフネグレクト。一日中膨大な時間をただ過ごす。家族以外の人とのつながりもなくて、精神科の先生に依存していた。ふつうの距離感がつかめず近くなりすぎてしまう。たぶん年齢相応のライフイベントを経ていないから、ライフステージ相応の人間関係ができていないんだと思う」
「メルアドが停止してしまいました。大事なインフラが突然なくなるのはキツい。メルアド変更連絡のタスク多くて途方に暮れている。WRAPファシリテーターデビューの予定、支援者研修で話すレジメづくりと何かしようとするたびに身が入らない。KHJ親の会の雑誌「たびだち」の座談会記事に発言が載って、売って回らなきゃいけないのに在庫を切らしても追加をもらいにいく気力がない。友達が訪ねてきてくれて、おかまいもしないのにご飯作って食べさせてくれる。ありがたい。しんどいときに思うことはそれでも自分だけは自分の味方でいなきゃ!ってこと」
「18歳になった息子は相変わらず祖母の家に引きこもっている。私の気配感じると布団に隠れてしまう様子。ずっと拒否。祖母が倒れたら?と思うと不安。不登校状態の中3の娘は通信制の高校が決まった。こちらは家族とも友達ともコミュニケーションとれている。今は以前ほど悩んではいない。将来の不安は感じるけど自分の仕事に生き甲斐持とうとしている。ほっとステーションのボランティアも続けている。がんばっているけどここのところ腰の痛みを感じる。若いと思っていたけれど……いい整体の先生とか教えてほしい」
「荒川たびだちの会の担当のほか、普段は社会福祉協議会のボランティアセンターにいます。1月7日はレクリエーションイベントとしてお笑いライブを行いました。コロナ禍で外出機会が減って、みんな何となくいろいろ引っ込み思案になったり集まる機会を断ることが多くなった気がします。でもこういうイベントに行ってみると新しい出会いやつながりのきっかけになる。肩の荷を降ろしてもらう機会にもなります。『いいことも悪いこともひとが運んでくる』もの。偶然性に任せると、生きてる意味はいろんなひとが作っているんだなと感じます」
「お笑いライブに出演してくださった芸人の『キラーコンテンツ』さんは7年間ひきこもった経験のある元ひきこもり芸人。たびだちの会の活動の話をしたら大変興味を持ってくださった。思いがけないつながり。ああいうお仕事はプレッシャーが大変厳しいと思う。カミングアウトしたらNHKひきこもりラジオなどひきこもり問題で語る機会も増えたという。自己開示がつながりのきっかけになるとも教えられた」
「予想以上にステージすばらしかった。キラキラしている人を見ると「自分は何をやってるんだろう」と思ってしまう。瑕疵を感じさせることなくがんばっているひともいるのに……」
「帰宅したら外の排水口にちり紙が捨ててあった。そういうことが定期的にある。不安で警察に相談するけどなしのつぶて。家をねらわれているという不安・家族の不安を感じる不安。気持ちの切り替えができない。親に整理できないレジ袋をまとめて捨てられてしまった。自分はイヤとも言えなかったけど妹は言い返す。父は家族相手でも仕事のノリで一方的な命令口調で話す人。苦手」
「荒川区の新たな若者相談窓口『わっか』の周知が進んでいる。ひきこもり関連では生活福祉課の新たな窓口『ひきこもりステーション』も動き出している。電話相談や訪問相談も、仮名でも大丈夫とのこと。窓口を明示して受け止める姿勢を見せることは大事。社会福祉協議会としても積極的に関与していく予定。ふれあい粋・活(いきいき)サロン世話人会に参加。サロンの重要性はつながり・情報交換。ひとつの居場所として発展していってほしい」
「不登校支援えふリズムの代表をしています。不登校の親につながる支援を主としていて、今回はピラティスの会を開催、親御さんだけでなくコロナ禍で不登校になった中3も来てくれた。好評なので回数・場所とももっと確保したい……。来月は都立大の伊藤先生(作業療法)で過敏なお子さんへの対応についての講演、3月は玉川大の原田先生の長期化する不登校について。こちらいつも好評」
「講演会が終わるといつも交流会に。でも元気な周りに対して自分は前に進めてない……と落ち込む人も。パワーバランスが自然とできてしまう。組み合わせは難しい」
「元気でいられることは大切だけど、元気でいるために無理をするようじゃいけない。自然にいられることが必要。そうでないといろいろな意味で疲れてしまう。こんな疲れやすい世の中、安心して『ゴロン』と横になれる環境が何より必要」
「部屋探し中だけどなかなか審査が通らない。今は居候の身。運動習慣、ある程度からだを動かす必要があると感じる。うつが少し軽減して心が自然と落ち着く。本当にしんどいときはそうすることもできない。気持ちが前に向かっていかない」
「16歳の息子、一人にはできずなかなかこの場に参加できなかった。いきしぶり、パソコンやチャットなど本人はいま好きなことをしてて楽しそう。自分も少し外に出るようにしたい」
「作業所に1月から復帰している。日毎にやることが違うのは大変。ハローワークで求人を見るけど求人票は皆同じに見える。メンタル落ち込みは減ったけど内心葛藤はある」
「参加遅くなりました。今日も始まる時間は分かっているんだけどなかなか間に合う時間に動き出せない。何で動けないんだろう? スケジュール見て返信しなくちゃいけない、一日に必要なものをきっちりそろえることに固執しているのに肝心なことができない。自分のためにしなきゃいけないこと」
「朝動き出しができないのは単純に冬で寒くてお布団から出られないだけかも。季節が変われば変わってくるかも」
1月はまた始まりの月、ですね。
今回は初めて参加される方が幾人かいらっしゃいました。
新たに動き出すにはいい時期なのかもしれません。
今回も初めて参加の方に、常連の皆さんがさらなるつながりの場を紹介する場面が見えました。一つのきっかけがドミノのように新たなつながりを作っていきます。それは、自分で最初に踏み出した、自分自身で最初のドミノを倒した勇気へのご褒美のように思えるのです。
新たな年も、荒川たびだちの会はそんな勇気をやさしく迎えられる場所、そしていつでも戻ってこれる場所でありたいと願っています。
以下、告知。
若者が排除・孤立することなく自分らしく暮らしていける社会を目指した「若者」に携わる実践者のネットワーク団体「JYCフォーラム(一般社団法人若者協同実践全国フォーラム)」では、2月18・19日の二日間「第17回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in 東京三多摩 ローカル×協同×わたし」を開催します。
初日は三多摩地域でのひきこもり支援の実践や新たな社会とのつながり方など、興味深い内容の分科会がとりおこなわれます。
詳細はリンク先をご参照ください。
荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として新たに「荒川区若者相談「わっか」」を開設しました。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
加えて、荒川区ではひきこもり問題に対応する新たな窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しました。
匿名での電話相談・来所相談を受け付けるとのことです。
次回、荒川たびだちの会2023年2月の月例会は2月の第4日曜日・2月26日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。
次回2023年2月の運営会議は第2木曜・2月9日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。
「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2023年2月は2月17日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。
これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。
いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします。
追記:今回はブログ管理人の体調不良につき記事更新遅れました。申し訳ありませんでした。
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by A-tabi-rakawa
| 2023-01-30 01:45
|
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