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東京荒川区でひきこもり支援をしています   問い合わせ先TEL:03-5944-5730(NPO法人楽の会リーラに委託) 毎週水・金・日の13時~17時受付   荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井 TEL:03-3802-3338


by A-tabi-rakawa

2024/3月例会

さる3月24日の午後1時30分から、フレスコ町屋201ホッとステーションにて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の2024年3月例会を行いました。
3月も末ということで来年度の体制についての情報が聞こえてきたり、サクラ開花時期の予想も話題になる時期になりました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございます。




「うちの息子は相変わらず。ずっと息子のことが頭にあって離れない。自分自身にイライラしていて、なにもうまく行かない。そんなだから、息子に関わりないことでもカリカリイライラ。夫が1年前の古米を人から5kgほどもらってきていて、いろいろ工夫して食べていた。やっと使い終わったところでまた夫が、今度は15kgも。やっと「これで新米が食べられる」と思っていたのに。「家計が助かるだろ?」なんて言葉にカチンと来て夫にあたってしまい、そんな自分にまたイライラして自己嫌悪、落ち込んでしまう」
「気持ちに余裕がない時って、ちょっとのズレを我慢できないこと、ありますよね。有り難いことと「有り難ナントカ」、紙一重だったりします」
「古米って、1年ぐらいで風味悪くなっちゃうんでしょうか?」
「玄米の状態で冷蔵してると大丈夫なんですけど、精米した状態だと気になるかも知れませんね」
「ふつうに炊いたりお粥にしたりすると気になるだろうから、辛いチャーハンにしたりとかしたらどうでしょう?」
「毎食辛いチャーハンはちょっとつらいなー(笑)」


「19歳になった息子、いつも「変化ないです」って報告ばかりになってしまいます。皆さんのお話を聞きに来てる格好。自分は仕事にやりがいを感じている。忙しいけれども仕事している間は息子のことを考えないで済むから。娘の方は、バイトを新しく増やしたい様子。今の場所が安心だから続けて欲しいけれど……。通信制高校ですごい勢いでとれるだけ授業をこなしてしまい時間が余ってるのでバイトに時間を使っている。収入があるからこの前はゲーム機を買ったり、美容院も自分のお金で行く。学校で目指すこととして「自立したい」と答えたという。家での姿しか見えないから不安だけど、外でしっかりやっているなら良し」


「初めて会にうかがいました。小学5年生の孫、学校に行き渋りがあります。コロナ禍のころから行きづらくなって、登校する時間になると腹痛を訴えてトイレにこもってしまう。低学年のころは親や周りが奨めると動くけれど今はゲームの世界に閉じこもりがち。今は数えるほどしか登校していない。家ではスマホ・タブレットでゲームばかり。ただ、野球に興味があったようで最初はテレビで見たり家でキャッチボールしたり、今は少年野球チームに行ってくれている。自分の世界を作っている様子だけど、学校は? 心配になる。毎日「うちの子は大丈夫か」と周りに聞かない日はない。野球をやっているときの様子を見ると同級生たちとの差を感じる」
「一度行かなくなると行きにくくなってしまうんですよね。中学に上がるタイミングとかでリセットできるといいんですけど」
「そのときに勉強が遅れてると、またそれがハードルになってしまう。学校に行かなくても勉強する機会はあります。ギャップを埋めるためにも学習支援の活動をしている会をご紹介します。子ども食堂でも勉強会をやっていますし」
「平日の昼間は外出したがらないんです。やはり学校がある時間に外にいると引け目があるみたいで……」
「少しずつでもつながりを持っていて欲しい。「イヤな思いにするのも人、楽しくするのも人」のはずだから」
「訪問相談をやっているスクールソーシャルワーカーが活動しています。スクールカウンセラーと違って環境の調整が主眼。社会福祉協議会ともつながりがあるので是非ご相談ください」
「もし、学校でのお友達関係に問題があるなら、今の小学校と同じメンツが来る中学校は難しいかも知れませんね。荒川区では指定校制度がありますが、指定校変更と区域外就学も相応の理由に基づく申し立てがあれば可能です。ご相談ください」



「21歳、元ひきこもり当事者です。当事者目線で手助けできればと思って活動しています。今は浪人生。引きこもったのは医学部受験を目指していた一浪の時。勉強の意義がわからなくなって、一度行かなくなると行きにくくなる。医学部受験は専門の予備校で周りがガッツリと勉強していてそんな悩みなどわかってもらえず行けなくなった。親に合わせる顔がなく、親が寝てから動き出す生活。浪人中なのに全然予備校に行かず、模試も受けずにいたら12月ごろに親とぶつかった。外に出られるようになるまでずいぶん時間がかかった。元は野球部で、今は旅行にアウトドア、ネットも好き。午前中は葛飾区のひきこもり支援活動に行ってきた。調理実習で餅ピザを作って食べた」
「昼夜逆転やゲーム依存は後ろめたい思いがあるから。親との接触・会話を避けている。やりたくてやっているとは限らない」
「ゲームだって、それしかやれないとなったら拷問でしかないですからね」

「他の地域では家族会には当事者の参加禁止、というところもあるんです。荒川区の会は親や当事者、様々な立場の人が入り混じっていて色々な意見が聞けて興味深いです」


「ひきこもりからこの会に関わって、少しずつ生活を変えてきた。5年ほど前に「今からでも雇ってもらえる職」ということで紹介され、いくつか資格を取ってビルメンテナンスの仕事をしている。宿直夜勤もある仕事、仮眠時間になっても神経が細いのか寝られなくてフラフラ。やっていることはみんなやって当たり前のことだけだから、他でどんなに一生懸命やって周りのために動くようにしていてもわずかなミスで台無しになって、そういうところしか見てもらえずいつも失敗したという記憶しか持ち帰れない。年度末、入札が無事終わって来年度も同じところで仕事が続くことになったけれど、そうなるとメンテ会社の方がいらぬやる気を出して「来年度の目標を立てよ」とか言いだした。日々なんとか乗り切るのに精一杯で、考えてみたら最初の年にとってから資格が増えていない。先々のことなんか考える余裕を持てずにいる。今日も夜勤明け、勤め先のビルから出ての帰り道で何人も袴姿の女の子をみた。近くでは名門大学の卒業式。ひきこもったのは一度仕事に就いてからだったからあまりのこの会では話していないけど、学校にいたときも不登校にこそならなかっただけでずっと我慢しているだけだった。卒業したときは就職氷河期まっただ中。あのころもう少しがんばって、タイミングが違っていたら別の人生だったのかな……なんて、虚しいことも考える」


「20年前に1年ほどひきこもり、発達障害やASDの診断を受けて障害者雇用枠で働いています。去年の春ごろから同じフロアの人とトラブルになって不安から入院していた。リハビリ勤務から少しずつ時間を増やして2月からフルタイム、3月に復職できました」



「アライな当事者会は毎年4月1日にお花見会兼エイプリルフール大会やります。4月に1年の目標を立てるのはあとで嘘になってもかまわないように。17時に王子駅前交番前集合して飛鳥山公園の桜を見ます。雨天時はファミレスに移動してエイプリルフール大会」
「コロナ禍で「東京レインボープライド」パレードが中止になったことがきっかけで始まったアライな当事者会。今年はそこに立ち戻って「アラさんぽinTRP」としてパレードに参加します。お花見会も含めて、詳細はアライな当事者会HPで。事前エントリーのため、4月に限りアライな当事者会は1週前倒しにして第二金曜日の4月12日に行いますのでご注意ください」



以下、告知。

荒川区社会福祉協議会の当事者居場所事業「ごろリンク」
「なにかしてもなにかしなくてもOK」という場です。
基本毎月第二土曜日の18時から21時、
場所はアクロスあらかわ2階。費用は無料です。
お問い合わせ先は荒川区社会福祉協議会地域ネットワーク課地域福祉支援係まで。
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
(チラシ内容を令和6年度版に更新しました)
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荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として「荒川区若者相談「わっか」」を開設しています。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
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荒川区ではひきこもり問題に対応する窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しています。
匿名での電話相談・来所相談またアウトリーチとして訪問相談を受け付けるとのことです。





次回荒川たびだちの会2024年4月の月例会は3月の第4日曜日・4月28日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。





2024年4月の運営会議は第2木曜・4月18日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください(変更の可能性があります)。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。
(こちらも令和6年版のチラシが出来ました)
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「アライな当事者会・アライな虹サロン」は通常毎月第3金曜日に開催ですが、本文中にあったように2024年4月に限り第2金曜日、4月12日にフレスコ町屋201ほっとステーションで開催となりますのでご注意ください。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。

これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。



いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井・遠藤
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします。



# by A-tabi-rakawa | 2024-03-26 03:22 | Comments(0)

2024/3月運営会議

さる3月14日、荒川たびだちの会の運営会議を行いました。

この日は全国的にホワイトデー。手土産持参で参加くださる方が多くいらっしゃいました。ありがとうございます。ごちそうさまでした。


この日の議題としては、来年度のアクロス荒川でのパネル展示の申し込み手続きについて。今年度は2月の割り当てであったけれど実際の掲示期間が短かったのでできれば2月は避ける方向で申し込みをする旨、取り決めてから各自の近況の話になりました。


「他区での支援活動に参加して、自分なりの満足を得られている。自分のやれることで誰かを笑顔にすること、とてもうれしい。でも、支援する相手が自分の力で笑顔になった時、それを見て喜べるかどうか。なにも別に自分はいなくてもいいのではと思ってしまうことがある。相手が笑顔になる事をそのまま喜ぶのではなく、相手が笑顔になるのに自分が貢献した、ということが必要なら、それは相手のためではなく自分の承認欲求のためにやっていることでは? と思ってしまう。これは自分が乗り越えなければいけない考え方だと思う」
「冷静に、自分のことを俯瞰した見方ができるんですね。すごい事だと思います」
「必要とされてるときはこれでもいいんです。それに対して特に必要とされていないときはどうするのか。自分がいてもいなくても変わらない、むしろ足を引っ張ってしまう時とかもありますよね? スポーツとかだと如実に表れる。野球なら、打席が回ってきた時にうまく出来なければアウトが一つ増えてしまう。そんな心配をしないで済むのは選ばれた人だけ」
大谷くんぐらいじゃないですかね、そんな引け目を感じずに済むのは。でも大谷くんだってすべての打席で打ってるわけじゃないしアウトになるときもある」
「自分が必要とされていないことを受け入れられるか、ってことでしょうか」
「いつでもうまくやれなくちゃ必要とされてると実感できない、っていうのは万能感の裏返しじゃないですかね。万能感って危ういもので、オールオアナッシングになってしまう。思っていた通りにできないと何もできないのと同じ、と感じてしまう。それはつらいものです」
「すべてのことについて万能でいられると思っているわけじゃないんです。自分ができる範囲の事が出来ればいい。でも、その出来ることが周りからは求められていないんじゃないかなって……もう少し落ち着いて、まとめたい考えです」



「先週、父が亡くなりました。ずっと肺の病気をしていて、暮らしていた施設から病院へ緊急搬送されて。亡くなる日の前日に病床の父と対面できました。もう命を振り絞るように息をしていて、苦しそうでしたが『人間って、息をしてるだけでも尊いんだな』って思えました」
「主治医の先生は説明が分かりやすかったです。もう亡くなるんだ、ということに納得感が持てた。危篤状態の父本人も、献身的に世話してくださる医療スタッフの皆さんも、いろいろなものが尊く見えた。亡くなった時は戦い抜いた顔をしていて。よく頑張ったね、と素直に思えた」
「ただ、父が亡くなってからがなかなか大変だった。父は仕事ばかりで私に干渉せず、こんな言い方で悪いけれど無害な存在だった。それに対して、母はすごい過干渉だった。それも、弟たちは自由にさせているのに娘の私にだけ。父の葬儀とかで母に向き合わなければならずしんどかった。成功者の弟はこのしんどさを理解してくれない。こちらの気持ちを汲まず、プレッシャーを押し付けられる」
「お母さんが弟さんにとってロールモデルになっているのかも」
「母は認知機能の低下で施設に入所しているが、自分の気持ちを押し付けることにブレーキが利かない姿は振り返ってみるとかつて私に過干渉していた姿と同じだった。私にしていたことと同じことを弟家族にもするようになって、実害を感じるようになったから診断が出ただけなんじゃないかなって思う」


「認知症の方と関わることが今の仕事になって増えました。介護するにあたってのコツがあるとしたら怒らないこと。こちら目線でとらえるとできるはずのことをやってもらえない、と怒りたくもなるけれど、本人と同じ目線でどう捉え、どう感じているか考えてみると本人が困っていることが分かり、共感していける。そうすると怒らずに済む」


以下、告知。

荒川区社会福祉協議会の当事者居場所事業「ごろリンク」
「なにかしてもなにかしなくてもOK」という場です。
基本毎月第二土曜日の18時から21時、
場所はアクロスあらかわ2階。費用は無料です。
お問い合わせ先は荒川区社会福祉協議会地域ネットワーク課地域福祉支援係まで。
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp

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荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として「荒川区若者相談「わっか」」を開設しています。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
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荒川区ではひきこもり問題に対応する窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しています。
匿名での電話相談・来所相談またアウトリーチとして訪問相談を受け付けるとのことです。





次回荒川たびだちの会2024年3月の月例会は3月の第4日曜日・3月24日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。





2024年4月の運営会議は第2木曜・4月18日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください(変更の可能性があります)。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。



「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2024年3月は3月15日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。

これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。



いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井・遠藤
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ご協力をお願いします。



# by A-tabi-rakawa | 2024-03-16 21:19 | Comments(0)

2024/2月例会

さる2月25日の午後1時30分から、フレスコ町屋201ホッとステーションにて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の2024年2月例会を行いました。


この日は冷たい雨。数日前にはまれに見る季節外れのあたたかさの日があるなど、ここしばらくは気候が不安定な時期が続いています。
足元悪く気を揉みましたが、初めての方も含めて多くの参加者にお集まりいただき、それぞれに深い内容を語っていただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございます。


「次男がひきこもっている状態。今は親の方が変わる方向を目指している。親子でどうこうするのは難しいから、こちらが変わることに切り替えた。今思い返すと自分が子育てをしたころは子どもに厳しくあれという時代だったと思う。いま都電に乗ってこちらに来たが、そこで乗り合わせた小さな子を連れた親御さん、子供を背中におんぶせず抱っこしていたりベビーカーにしても親と子供が向き合う設計になっている。時代が変わっているんだなと思う。あの頃の自分の子どもへの向き合い方、今は配慮が足りなかったと反省している。あとは待たなきゃ仕方ない、そういう考えに変わっている」


「高熱と頭痛があって医者へ行ったらコロナ陽性と診断。でも一時のような対応とは違って、ごく普通の病気のように扱われる。病状としても軽くてちょっと意外だった。しかし大事を取ってアライな当事者会はリモートで参加。リモート会議と実際の集まりを合わせたハイブリッド開催を以前から考えていたのでいい機会だった。リモートもリアルも盛り上がってどうやら成功」



「祖母の部屋でひきこもっている長男、、様子は変わらない。祖母が体調を崩すことが増えて、そういう時は夜しか食べていないらしい。先日話した長男の成人式に開封するタイムカプセルの件、夫に行ってもらえるよう約束した。出てきたものを受け取るだけでいいから、って」
「あまりご主人の様子は話に出ませんね」
「夫もこの会のことは知っていて、私が参加することを奨めてくれています。自分が変わるのが大事って思えてくる……。でも、生活が別になっているからこちらの変化が伝わっていない。長男の方が変わるのを待つつもりはあるけれどいつ変わるのか分からない。この会に参加しているのは会を通じて息子とのつながりを持とうとしているという面もある」
「接触がないのはつらいですね……ご本人には何らかの形で外とのつながりはあるんでしょうか?」
「ネットのゲームとかで話す相手はいるかもしれませんが、実態は分からないです」


「10歳までに人間の土台って出来上がるもので、3歳ぐらいまではお母さんと向き合って安心して育つもの。でもお母さん一人に任せきりでは参ってしまう。お母さんのストレスを緩和するためにも、専門の人が関与するといいと思う。公的なところから派遣して親御さんをサポートしたり助言したり、向き合って関わっていくべき。少しでも一人で抱え込む負担を減らせるならそういうところに税金を使ってもいいと思う。小さなお子さんの話だけでなく、必要なら家で孤立しているお子さんや家族のために、ケアの知識を持っている専門の方が入って行ける体制があってもいい」
「必要とされる場所に公的機関の側から積極的に支援を提供しに行く、アウトリーチの考え方ですね」


「当事者です。朝起きられない・片付けられない・買い物依存が続いています。お金が入ったら入っただけ使ってしまって、全然貯金がない。借金をしていないのが唯一の救い。ずっと母を苦しめてきたんじゃないかって思います」
「いや、借金してないってのはいい方ですよ。買い物依存だと本当に親御さんのカードを使って財産を食いつぶしてしまう人がたくさんいる。あれは本当に親御さんツラいんですよね、お子さんへの愛でカバーできる範囲を超えてしまう。当事者さんの方も親御さんのつらさを分かっていないわけじゃないんだろうけど衝動を抑えられなくなっている人が多い。そうしなかったのは、おっしゃったように親御さんのつらさを考えていたからだと思います」
「もし生活の立て直しを考えていらっしゃるなら、荒川区の仕事・生活サポートデスクに相談することも考えてみましょう。片付けられないことについても、ヘルパーを利用する道が考えられそうです」
「こちらの会は当事者・ご家族・支援者が入り混じって参加されていると聞いてまいりました。色々な立場からの見方を知りたいと思って参加しましたが来て良かったです」




寒さと季節外れの暖かさが交互にやってくる、三寒四温の時期に入ってきたようです。
いまはまだ、寒の割合が多いようですが。
これから波のように寒さと暖かさが入れ代わりを繰り返し、少しずつ暖かさの割合が増えていって、いつの間にか春に変わっているのでしょう。
皆様にも「春間近」を感じられるような、良いことがあるよう願っております。


以下、告知。

荒川区社会福祉協議会の当事者居場所事業「ごろリンク」
「なにかしてもなにかしなくてもOK」という場です。
基本毎月第二土曜日の18時から21時、
場所はアクロスあらかわ2階。費用は無料です。
お問い合わせ先は荒川区社会福祉協議会地域ネットワーク課地域福祉支援係まで。
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
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荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として「荒川区若者相談「わっか」」を開設しています。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
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荒川区ではひきこもり問題に対応する窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しています。
匿名での電話相談・来所相談またアウトリーチとして訪問相談を受け付けるとのことです。





次回荒川たびだちの会2024年3月の月例会は3月の第4日曜日・3月24日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。





2024年3月の運営会議は第2木曜・3月14日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください(変更の可能性があります)。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。



「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2024年3月は3月15日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。

これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。



いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井・遠藤
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
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ご協力をお願いします。



# by A-tabi-rakawa | 2024-02-29 03:37 | Comments(0)

2024/2月運営会議

さる2月8日、荒川たびだちの会の運営会議を行いました。


「2月は逃げる」とはよく言われることですが、つねの年より2月が1日多いうるう年でありながら、今年は2月にイベントがいくつか予定されており、なかなか忙しい日程になっています。
運営会議の議題としては10日のごろリンクと同時開催の講演会について、そして18日のたびだちの会イベントについて詰めのうちあわせを行いました。また、荒川区社会福祉協議会の担当者側の体制変更についてのお知らせがありました。
ほか、1月末にNHKで放映された「話そう!"学校"のみらい」と題する不登校問題関係の番組についての話題もありました。



「長く引きこもっていて話し合えずにいた息子について。先日、彼から預金通帳を見せられて。もちろんこれまでなかったこと。年金や社会保険など、本人で払えるものを払っていた。そして私に『ありがとう』と言ってくれた。どんなにホッとしたか知れない」

ほんとうによかったですね。
ご本人はご本人なりに悩んだ結果のことだと思います。
これからのことを考える余裕が持てること、そしてこれから親御さんとご本人がゆっくりと、互いに支合える関係になっていくことを願っています。



そして2月10日、荒川区社会福祉協議会のひきこもり当事者の居場所「ごろリンク」と同時開催の形で、「『八千代<ひきこもり>と共に生きる会』の活動について」と題する講演会が開催されました。講師は聖徳大学短期大学部准教授の檜垣昌也さん。千葉県八千代市で16年間『八千代<ひきこもり>と共に生きる会』の代表を務めるなど、一人一人がよりよく生きられる地域社会の形成を目指す活動を続けていらっしゃいます。
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講演内容としてはこれまでの檜垣さん自身や『八千代<ひきこもり>と共に生きる会』の活動、ひきこもりの定義の問題(独自の定義に基づいていることを示すため、檜垣さんは<ひきこもり>と山括弧をつけて表記していらっしゃいます)、他分野の方の知見から得たヒント、サロンやワークショップを出発点に様々なユニットに発展していった活動の推移、またこうした活動で得た知見からの国・自治体への提言など。
印象に残った言葉として、「利己主義的尊個主義」という言葉がありました。ひきこもり当事者への態度として「見守る」か「刺激する」かイデオロギー的に立場の表明を求められて困惑した話や、世に膾炙した歌にナンバーワンになれずともオンリーワンになることを求められ違和感を覚えた話からの反発から、互いに個性を尊重し勝手主義的個人主義をもてればよい、ということでした。
正直言ってかなり難解な言葉に思えましたが、必ずしもひきこもり状態を否定せず、活動の中にも同調圧力を持ち込まず自分のあり方を肯定すること、「我は我、汝は汝、されど仲良し」という意味だと受け取りました。

ただし、この話をうかがったブログ管理人の個人的感想ですが、勝手主義的個人主義が成り立つのは会や集まりに参加する当事者全員が尊ぶべき個を持ち得ている状態なればこそであると思いました。当事者・本人やご家族は自尊感情を大きく損なった状態になりがちなので、それぞれが尊ぶべき個を取り戻すためのサポートは必要です。そして、その回復の過程こそが何より当事者・家族に求められていることなのでは、と思いました。個人的感想にて失礼。





以下、告知。

本文中でも触れております、2月のイベント。
日時は2月18日(日)13時~、
場所はアクロスあらかわ2階会議室。
内容としては
支援センターアゼリアで活動されている「ボラとも」の皆さんによるハンドベル演奏。
福井県でひきこもり支援活動をされている西見幸雄さんとオンラインでつながるコーナー。
(西見さんが主宰する「こころサポート事務局」のHP
下山洋雄さん(ひきこもり当事者支援活動・チャイルドライン相談員・ひきこもりカウンセラー)による、ひき出るラジオ(あおもりラジオクラブ)の公開収録。
と、盛りだくさんの内容となっております。
よろしければ是非ご参加ください。


荒川区社会福祉協議会の当事者居場所事業「ごろリンク」
「なにかしてもなにかしなくてもOK」という場です。
基本毎月第二土曜日の18時から21時、
場所はアクロスあらかわ2階。費用は無料です。
お問い合わせ先は荒川区社会福祉協議会地域ネットワーク課地域福祉支援係まで。
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp

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このレギュラーの「ごろリンク」に加えて、今回新たな試みとして「ごろリンク」オンライン開催が決まりました。
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日程はチラシにもあるように、2月21日(水)の19時から21時。
チラシにあるQRコードを読み込むと、オンライン会議ソフト「ZOOM」を通じてつながるとのこと。
分からないことがあれば問い合わせ先に連絡してほしいとのことでした。





荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として「荒川区若者相談「わっか」」を開設しています。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
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荒川区ではひきこもり問題に対応する窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しています。
匿名での電話相談・来所相談またアウトリーチとして訪問相談を受け付けるとのことです。





次回荒川たびだちの会2024年2月の月例会は2月の第4日曜日・2月25日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。





2024年3月の運営会議は第2木曜・3月14日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください(変更の可能性があります)。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。



「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2024年2月は2月16日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。

これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。



いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井・遠藤
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします。



# by A-tabi-rakawa | 2024-02-14 00:05 | Comments(0)

2024/1月例会

さる1月28日の午後1時30分から、フレスコ町屋201ホッとステーションにて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の2024年1月例会を行いました。


年が改まって最初の月例会、この日は同じ時間帯でアクロスあらかわの方で参加者がかぶるイベントがあった関係でいつもより参加者は少なめでしたが、その分深い話が出来たと思います。ご参加くださった皆様、ありがとうございます。



この日はここしばらく検討を続けてきた2月の企画について本決まりとなる内容の確認、アクロスあらかわで2月中展示される団体紹介パネル展示の打ち合わせなどおこなってから、皆さんに近況を語っていただきました。





「お正月早々から能登半島の大きな地震。たくさんの報道に触れて鬱っぽくなる。心理的な問題のつもりで病院に行ったらなぜかコレステロールの薬が増えた。気分は落ち込んだまま」
「私も地震の報道に触れるのがつらかった。被災地に特に知り合いもいないのに、新年からずっと暗い気分。ほんとうに大変な思いをされている被災地の方に申し訳ない。去年の年末には「新しい年こそ明るい年にしたい」と思っていたけれども難しそう」
「つらい気持ちでお医者さんに行ったら身体の方のお薬が増えたというのは、そのつらさが身体にも響いているということかもしれませんね。心のケアと身体のケア、両方大事です」



オープンダイアローグの体験をしてきました。複数の人に、否定されずに話を聞いてもらえる場。1対1で面と向かって話すと緊張するけれど、斜になっているとあまり身構えずにすみます」


「実は悩んでいます。仕事場近隣のビル内に入居している会社がどうしても避けられないところに喫煙所を作っていて、たばこのにおいがすごいのです。保健所になんとかしてほしいと相談してみましたが変化が見られず望み薄。どうにもならず、よその区の禁煙政策パブリックコメントに「受動喫煙で体調が悪くなることがある」と気持ちをぶつけてみた」
「今でもそんなこと、あるんですね。動画のサブスクとかで昔のドラマを見ると平気でたばこを吸っていて、なんかすごい昔の話ってイメージになってる」
「禁煙が奨められてたばこを吸う人はだいぶ減った気がするんですけれど、最近は加熱式たばこのせいでまた増えてきた気がします。あれだって無害なはずがないと思うんですけど」
「たばこを吸う人って、たばこ休憩が当然の権利みたいに思ってるのが気になります。まあ吸いにいくのは仕方ないにしてもなんにも言わずにプイッといなくなっちゃうのは困るんですよね」
「そういう時間、積もり積もるとけっこう大きなサボり時間になる。昔いた会社で上司がそこを問題にして全面禁煙にしてた。上の人が変わると変わるものです」
「私の父は、いつも枕元に缶入りの「ピース」をおいている人でしたけど、私が小学生の時に喘息と診断されたその日にスパッとやめてそれきり吸わなかったですね」
「偉いなあ、なかなかできないことですよ、それ。うちの父はそれができずに今は肺の病気で酸素ボンベが手放せなくなってしまいました」

「で、たばこのにおいがイヤで別の仕事先に行けないか探したんですけど探した先で事情が言えなくて……。事業所同士でつながってるのが心配だし、たばこが苦手って弱点を知られたらいじめられるんじゃないかって気がして」
「そんな、ウワバミを退治する話じゃあるまいしわざわざそんな事しないでしょ」
「……うーん。たばこへの怒りって言うか、たばこ問題をわかってくれない仕事先の人やたばこに象徴される古い体質への不満とか混ざり合ってる気がする。怒りは他者を必要としない。別の意見がはいらないから怒りがヒートアップしてしまう」


「さっきオープンダイアローグの話が出てきましたけど、ダイアローグは対話、他者が絶対いるもの。他者との対話の中で別の意見に触れ影響されていくうちに穏当になっていく」
「前回の運営会議の時にラジオのDJ調の独り言を言う話がありました。独白=モノローグだとふつうどんどん後ろ向きな考えはまりこんでしまうのに、こういう独り言は気分を変えてくれるという。自分の中に別の意見を持つ他者を作って、それに軽いユーモアを込めて語ることで疑似的に対話の形を作っているのでは」
「ユーモアを含めてってのがいいんだと思います。悲劇と喜劇は本来同じもので、ただ起こった出来事と自分との距離の差でしかないと言う。ユーモアを持って語れた段階で、自分に起こった問題という重荷をおろして距離をとることができているということ」
「演劇の話が出ましたね。モノローグもダイアローグもそれぞれ演劇の用語でもある。ちょっとだけユーモアを持って語る、ユーモアがある人を演じることでユーモアを持つ人になれる。空元気を出していればいつの間にか元気になるように、元気な人を演じていれば少し元気になれるんじゃないかな」
「でも、あんまり無理して元気なフリをしてるのもつらいですよ……?」
「役者さんじゃないんだから、そこまで無理して自分と大きくかけ離れた人を演じる必要はないし、そもそも演じることもできないんじゃないかな?」
「あれれ? じゃあ元気な人を演じるためにはある程度元気でいる必要があるってことなの? そもそも元気ないんだけど?」
「自分より半歩だけ元気な人、とかだったら素人役者でもなんとかいけるんじゃないかな? そうしていくうちにほんとうに前より半歩だけ元気な人になったら、またもう半歩先の元気を演じてみる、とか。それぐらいでいいんじゃないですか」





「元気だから元気な人を演じられる」のか、それとも「元気な人を演じているから元気になれる」のか、どちらが先なのでしょうね。



以下、告知。

本文中でも触れております、2月のイベント。
日時は2月18日(日)13時~、
場所はアクロスあらかわ2階会議室。
内容としては
支援センターアゼリアで活動されている「ボラとも」の皆さんによるハンドベル演奏。
福井県でひきこもり支援活動をされている西見幸雄さんとオンラインでつながるコーナー。
(西見さんが主宰する「こころサポート事務局」のHP
下山洋雄さん(ひきこもり当事者支援活動・チャイルドライン相談員・ひきこもりカウンセラー)による、ひき出るラジオ(あおもりラジオクラブ)の公開収録。
と、盛りだくさんの内容となっております。
よろしければ是非ご参加ください。


荒川区社会福祉協議会の当事者居場所事業「ごろリンク」
「なにかしてもなにかしなくてもOK」という場です。
基本毎月第二土曜日の18時から21時、
場所はアクロスあらかわ2階。費用は無料です。
お問い合わせ先は荒川区社会福祉協議会地域ネットワーク課地域福祉支援係まで。
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp

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2月のごろリンクに合わせて、
荒川区ひきこもり支援事業講演会として、
聖徳大学准教授の桧垣雅也さんを講師に迎えて
「「八千代<ひきこもり>と共に生きる会」の活動について」と題して講演を行っていただきます。
時間は2月10日の19時から20時30分。
場所はアクロスあらかわ1階多目的ホール。
問い合わせ先はごろリンクと同じく、荒川区社会福祉協議会地域ネットワーク課地域福祉支援係まで。
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
こちらもぜひご参加ください。

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荒川区では様々な悩みや不安を抱える若者が気軽に話せる相談先として「荒川区若者相談「わっか」」を開設しています。
荒川区にお住まいの若者の方(概ね15~39歳)を対象に、電話またはメールにて広範な相談を受け付けるとのことです。
詳細については以下のリンク先にて
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荒川区ではひきこもり問題に対応する窓口として「あらかわひきこもり支援ステーション」を開設しています。
匿名での電話相談・来所相談またアウトリーチとして訪問相談を受け付けるとのことです。





次回荒川たびだちの会2024年2月の月例会は2月の第4日曜日・2月25日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。





2024年2月の運営会議は第2木曜・2月8日となります。
引き続き開催時間を1時間前倒しして18時開始とさせていただきます。ご注意ください(変更の可能性があります)。場所はアクロスあらかわ2階です。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。



「アライな当事者会・アライな虹サロン」は毎月第3金曜日に開催です。
2024年2月は2月16日、フレスコ町屋201ほっとステーションで開催します。
16時30分から19時30分までの開催となります。
ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。

これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。



本文中でも触れましたが、2月にはアクロスあらかわで会の活動を伝えるパネル展示を行います。
区内の様々な団体が持ち回りで展示をするパネルで、他の団体と共に2月の展示を受け持つことになりました。
アクロスあらかわにおいでの際は是非ご注目ください。
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いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井・遠藤
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします。



# by A-tabi-rakawa | 2024-01-31 18:19 | Comments(0)

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