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東京荒川区でひきこもり支援をしています   問い合わせ先TEL:03-5944-5730(NPO法人楽の会リーラに委託) 毎週水・金・日の13時~17時受付   荒川区社会福祉協議会 福祉サービス課地域福祉支援係 担当:三宅・荒井・大橋 TEL:03-5604-5863


by A-tabi-rakawa

2020/1月例会

さる1月25日の午後1時30分から、荒川区社会福祉協議会3階にて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の2020年1月例会を行いました。年が改まって初めての月例会となります。今年も変わらぬご参加・ご支援誠にありがとうございます。

特に今回は常にも増して盛況で、椅子を追加して対応しなければなりませんでした。会の存在が知られることが嬉しい一方で、それだけ日々つらい思いをされている方も多いわけで複雑な心境ではあります。ここでのひとときが少しでも助けになってくれれば、と願ってやみません。今回始めておいでくださった方を中心に進めていくことになりました。

まず、現在不登校になっている中学生の親御さんのお話から始まりました。「疲れすぎていて休ませてほしい」というお子さんに不安をつのらせていらっしゃいます。不登校からひきこもりに至った当事者さんを抱える親御さんから共感の声が上がり、またかつては「甘えだから行かせろ!」と言われるばかりだったという学校の対応が現在は大きく変わっていることに驚きの声もありました。
たしかに現在は教育政策の変化に伴いかつて『登校拒否』と言われた頃とは学校の姿勢も大きく変化しているようです。しかし、その対応がどんな質のものか不安も感じます。
かつてのようなご本人を追い詰めるような登校督励は無くなりましたが、戻りたくなったときに戻れる雰囲気が作れているかどうか。参加された親御さんのお子さんについては学校側もできる限りの配慮をされているようですが、中には政策が無理に登校を促すことを避けているからと言ってほとんど働きかけをせず、形式的に卒業させてしまい結果教育機会を失ってしまうという例もあるようです。これは、教育の義務の放棄になりかねません。(教育の義務は教育を受ける子どもの義務ではなく、「国や大人が子どもに対して、教育を受けられるように環境を与える義務」です。子どもが持つのは「教育を受ける権利」です)
荒川区内の中学校にも相当数の不登校の生徒が報告されており、この数字についても明確な基準はなく各校で「不登校」と判断したお子さんの数が挙げられているという状態で必ずしも明確ではありません(明確な数字ではないため、ここでは数をあげることは控えます)。現場の先生たちは努力されていらっしゃいますが、残念ながら荒川区全体でスクールソーシャルワーカーは3人しかいないという現状です。ひとりひとりの事情に寄り添うことはなかなか難しいと言わざるを得ません。
さしあたりご協力いただいている東京総合教育センターの相談窓口と、荒川区内で活動する不登校の会をご紹介することになりました。

他に二組、当事者さんを含めて初めて来会された方がいらっしゃいました。
親御さんお一人でいらした方は、高校でつまづきながらもなんとか卒業、その後斡旋を受けて地方の会社に入社したもののそこで挫折してこちらに戻り、自分に自信が持てないまま生活が乱れ現状では親御さんと別居状態になっているとのこと。
もうお一方、父子二人でいらした当事者の方は障害をお持ちで就労移行支援事業所に通いながらも周りが就労に至るのに自分は健常者との差が大きく自信喪失、自己嫌悪と「入所していた2年を無駄にした」という自責の念にとらわれ動けずにいるということでした。
社会そのものが人の自信を打ち砕き、挫折感・無力感を繰り返し刷り込んでいくような世の中です。まるで炭鉱に潜るときに持ち込むカナリアのように、一番敏感な人がリスクを背負わされているようにも見えます。これは個人のではなく、社会の方の問題です。
就労移行事業については障害年金受給から納税する側に回ってもらうことを望まれているためか、こちらで紹介される仕事は週5回できることが最低基準となっているようです。これは当事者の方によってはなかなかハードルが高いようです。
相談機関の方からは、「生き方の支援が目的であって働くことが目標ではない」と言っていただきました。もう少し段階的な就労の道があっても良いかもしれません。
前者の方については、親御さんの社会活動を手伝おうという動きが見られるそうです。そうした場で少しずつ成功体験を積み、自信を持っていただけたらと思います。

加えて、いくつかの機関からの告知がありました。

足立区北千住に所在するSODAは足立区近辺・北千住駅にアクセス可能な方を対象にした若者の生きづらさに関わる問題にワンストップで関わる早期介入・相談支援センターです。ご本人に加えご家族・友人・支援機関の相談も受付け、荒川区も十分対象になるようですので興味がある方はぜひ。

偶数月第一日曜日に開催されているひきこもりフューチャーセッション「庵~IORI~」が、2月2日アクロス荒川で行われます。内容についてはリンク先をご参照ください。参加申込は不要ですが初めて参加される方には開始前の「庵 -IORI-」の説明会(はじめての庵 -IORI-)への参加が推奨されています。受付は13:00から。

2月24日、サンパール荒川にてボランティア活動に関心のある個人・団体を対象にしたボランティアフェストvol.11「みんなちがってONE TEAM」が開催されます。元NHKの町永俊雄さんの基調講演のあと開催される分科会の一つを荒川たびだちの会が行うことになりました。「ひきこもりをプラス思考で!」と題してひきこもり当事者の可能性を広げる取り組みとして先日の干し柿体験のご報告やIT技術で人と人とのつながりをサポートする分身ロボットの紹介などを交えて交流したいと思っています。奮ってご参加ください。

話題が広がり、こうした告知も多かったことから今回も予定時間を大幅に超えての閉会となりました。
お帰り際に中学生のお子さんの話をされた親御さんにお声をかけてみました。たびだちの会ではどうしても年齢が上のひきこもりの話が中心となりがちなため、お役に立てたかどうか気になったので。
「世の中にはいろいろな人がいて、支えとなるつながりもたくさんあるのだと知ることができました」と、少し笑顔を浮かべてくださいました。
苦しいときにはどうしてもそこにとらわれてうつむきがちになるものです。ふと目を上げたとき一人じゃないと思えるなら、それは大きな助けになるでしょう。そんなつながりの一つに微力ながらもこの会がなれたら、そう考えながら今年も頑張っていきたいです。

次回のたびだちの会月例会は2月の第4土曜日、2月22日の開催となります。
時間は13時30分より16時まで
荒川区社会福祉協議会(東京都荒川区南千住1-13-20) 3階会議室で開催します。
今回は荒川区社会福祉協議会の担当者の方をお迎えして、生活福祉資金貸付制度について解説していただくことになっています。生活や所得の問題・高齢化や障害の問題・教育支援など様々なニーズに合わせた制度がありまた返済計画を建てる中で生活や経済を見直す助けにもなるようです。どなた様にもぜひご参加いただきたいと思っています。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。

毎月第2木曜夜19時の運営会議も行っています。
次回2月は2月13日に開催します。
場所は例によってアクロス荒川2階となります。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。


by A-tabi-rakawa | 2020-01-27 04:19 | Comments(0)

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