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東京荒川区でひきこもり支援をしています   問い合わせ先TEL:03-5944-5730(NPO法人楽の会リーラに委託) 毎週水・金・日の13時~17時受付   荒川区社会福祉協議会 福祉サービス課地域福祉支援係 担当:三宅・荒井・大橋 TEL:03-5604-5863


by A-tabi-rakawa

2020/7月例会

さる7月25日の午後1時30分から、荒川区社会福祉協議会3階にて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の7月例会を行いました。

7月初めから熊本県をはじめとする各地で豪雨災害がありました。被災された多くの皆様にお見舞い申し上げます。くわえて、こうした困難な状況のなかにある現地の当事者及びご家族の皆様についても気にかかります。ご無事でいらっしゃること、少しでも心穏やかに過ごされる状況を一日も早く取り戻されること、願っております。
この日も天候が不順でしたが、足元が悪い中でも多くの皆様のご参加いただきました。誠にありがとうございます。


「16歳、年齢的には高1だけど所属なしの状態です。中学3年の3学期から不登校、高校が再開しないまま辞めることを決めた。中学受験時の父親とのトラブルか、それとも3年生のときの友達関係があったのか……。今は同じマンション内の母方の祖母の家で引きこもり、ネットゲームが社会になっている。自分を晒さない関係が楽なのか。「死」に関わるタイトルの本を読んでいる様子」
荒川たびだちの会はどうしても比較的高い年齢層の当事者さんに偏りがちなのですが、今回はご縁あって初めて参加される十代の当事者さんのご家族をお迎えしました。他の参加者の皆さんからは、ともあれご本人にいわば「逃げ場」があったことは幸運だったということ、「ゆるやかでありつつ見捨てていない」という距離感の関係を作っていくこと、「死」に関心がある様子をわざわざ見せるのは気づいてほしいというメッセージなので実は新しい関係を作る好機になるかもしれない、といった話がでました。また、もう少し年齢層が近いつながりが期待できる場所として、後述する「子ども村:中高生ホッとステーション」を紹介させていただきました。

他に
「いつにもまして落ち込んでいて「なんとかして」と言われるけれどどう何とかしていいのかわからない。見通しがつくような兆候がない、どうしてあげていいのか……。本人はテレビを見ながらニュースに正論を吐くばかり。いつ寝ていつ起きているのか、いつ食べたがるか分からないので常に一食用意しておく」
「父が倒れたが母がうろたえるのが問題、引きこもる弟は相変わらず。この状況で実家の問題の処理が自分の身一点に集中してしまう。弟については行政や地域、包括支援センターなどと繋げてみた。自分自身の生活のためにも実家問題から自分の関わる比重を減らしていかなければならない」
「世の中からステイホームが求められる中、そこらのシロウトとは違うプロ・ステイホーマーだと思っている。自分もかつては進学校についていけず親に言われたことに反抗できない人で、その反動で自分自身はネグレクト気味に子育てをしてしまった。離婚後子どもから距離を取られそれも心を重くしたけど、子どもは自分より遥かにしっかりしてきちんと育ってくれた」
映画「パブリック」を見た。以前はホームレスの精神福祉に関わる仕事をしていたので身につまされた。今はアウトリーチ活動で頑張る。引きこもって家にあってもホームがない状態の人が多い。まかり間違って動いてくれればいい、というぐらいの気持ちで働きかけている。どこかで社会と折り合いをつける道を探らないと……」
「ひきこもって失った膨大な時間と、残りの時間の少なさに心がとらわれてずっと体調を崩していた。かつて夢中になっていたネット創作の仲間がまだ頑張っているのを知って連絡をとってみた。その言葉に背を押されて十数年ぶりに自分でも書いてみると、すこしだけ心が安定した気がする。かつてのようにその活動が全てではなく、現実世界の暮らしとちゃんと両立できるならいい」
といった話が出ました。


仏教の言葉に「一夜賢者の偈」というものがあります。

「過去は過ぎ去り捨てられたものだから追うことはない
 未来はまだ来ていないのだから思い悩む必要はない
 ただ、今現在を揺らぐことなく動ずることなく見極め
 いま成すべきことを熱心にしなさい
 誰も明日死ぬことを知っているものはいないし
 永遠に死なないものもいない
 これがわかっている人は心を込めて昼夜怠ることがない
 こういう人が心鎮まれる人なのだ」
といった意味だそうです。

人間という生き物が他の動物より勝っているのは過去から学んだり未来を予想したりすることのはずですから、人間は人間である時点で苦しみの種を抱えているのかもしれません。
しかし、考えても仕方ないものというものも確かにあるので、そこに向かって心を消耗させるよりもいま何ができるか、そのためにはどうすればいいか、それを考えることのほうが有意義だ、という教えなのでしょう。
前回の例会のときの記事にあった、「不安」と具体的な「困りごと」を分けて対処すること、に通じるものがある気がします。


以下、重要な告知です。
毎月第4土曜日の月例会について会場を変更することになりました。
会の再編以降お世話になってきた荒川区社会福祉協議会3階会議室及び活動室でしたが、参加人数が以前より増えていること、また現状ではいわゆる3密対策が取りづらいということで先月から検討されてきたことですが、このたび「子ども村:中高生ホッとステーション」様のご協力をいただいて、活動場所を提供していただくことになりました。
こちらは「あらかわ子ども応援ネットワーク」の一員として、生きにくさを感じる子どもや若者を始めとする多世代誰もが参加できる居場所づくり、不登校などの対象児童の家庭を訪問するアウトリーチ活動、ソーシャルファミリーとして食事提供・学習支援・生活支援等を行っています。荒川たびだちの会としても今回いらっしゃった学齢期の当事者の方を紹介したり、また成人した当事者さんならスタッフとして参加する機会を模索したりとぜひ連携していきたいと考えています。
今後の月例会は
毎月第4土曜日の午後1時半から、
荒川区町屋2-21-2フレスコ町屋201
で行うことになります
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。

残念ながら今回区報での告知はできないので、参加を検討されている方はくれぐれもご注意ください。

というわけで次回の荒川たびだちの会月例会は8月の第四土曜日、8月22日に行います。
時間は13時30分より16時まで
会場は前述の通りフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません。

次回、荒川たびだちの会の運営会議は8月の第二木曜日、お盆の時期になりますが8月13日の夜19時に行います。場所は例によってアクロス荒川2階となります。運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。

いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:
荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:稲葉
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします


月例会終了後、メンバーは荒川区社会福祉協議会内にお預けしていた資材を撤収し、長らくお世話になった感謝の気持ちを職員の皆さんに伝えました。今後も社会福祉協議会からご支援をいただくことになりますが、やはり月に一度この場に集えた時間が一区切りすることは感慨深かったです。
これも過去を思い未来を憂う気持ちのひとつなのかもしれません。
それでもこの変化を発展的なものにするべく、いま現在成すべきことをしていこう。
メンバーそれぞれに決意を新たにする機会になりました。




by A-tabi-rakawa | 2020-07-27 20:02 | Comments(0)

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