
東京荒川区でひきこもり支援をしています 問い合わせ先TEL:03-5944-5730(NPO法人楽の会リーラに委託) 毎週水・金・日の13時~17時受付 荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井 TEL:03-3802-3338
by A-tabi-rakawa
2021/5月例会(追記あり)
さる5月23日の午後1時30分から、フレスコ町屋201にて「ひきこもりの家族がいる方の傾聴・交流サロン」荒川たびだちの会の5月例会を行いました。
ここしばらくすっきりしない天気が続いたところにようやく訪れたすばらしい青空、本当ならばお出かけ日和の日曜日だったのですが未だ東京をはじめとする10都道府県(23日より沖縄県も実施地域となりました)で緊急事態宣言が続いています。都内の家族会・当事者会も多くが中止となっている状況。そんな中で、今回も開催することができましたのは皆様のご協力のたまものです。
感染対策を取ったうえで、今回も多くの方の参加をいただきました。ありがとうございます。
「文京区在住ですが、地元の会が長らく休止している状態。集える場を探しているうちにネットでこちらの会を知りました。今もこうして対面できる場は貴重です」
「5月17日は自治体の高齢者ワクチン接種の予約開始日で、たまたまお休みの日と重なった。普段は昼まで寝てしまうけど予約が始まる朝早くに起きてネットから申し込みをした。電話がつながらないとかネットも混乱というニュースが流れる中「うちはもう安心、ありがとう」という両親。親は「親が『私がいてよかった』と思ってくれている」と私にも思えるような機会を少しずつ与えてくれている」
「学校に「受験が近い。家で勉強するか登校するかどちらか選んでほしい」と言われ4月からわが子は放課後登校を始めた。学校から脅されているようで親としては正直イヤだったが、それでも本人は同じ放課後の仲間を見つけて、2時間の「相談室登校」が出来るようになった。表に出ないようにしていた姿を見ていたからうれしい。でも本当はいてくれるだけでもうれしい。「どんなことがあっても好き」と伝えたい」
「目下の悩みは病気の症状がよくないこと・体力がないこと・食欲が無くごはんが食べられないこと。気力と体力はやはりリンクしている。体力を取り戻すために頑張って食べる。当事者だから当事者の気持ちや不安が分かる。その立場で自分にもできることはないかと考えるようになった」
「荒川区内の不登校支援団体のネットワークを再編する話が持ち上がっています。荒川たびだちの会も参加すれば、全体で大人も子供も相談できる体制を作る助けになるのでは」
「23歳の息子は大学までつまづくことなく普通に入学して何も問題なかったのに、1年生から行かなくなって今に至る。 別に外に出ないわけではないが用事があるわけでもないから家にいるという感じ。家ではテレビやネットばかり。傍で見ている限りでは面白おかしく暮らしているように見える。情緒不安定な様子も感じられない。母親とは良好な関係。でも父親としては不安でたまらない。専門家の本など見ると「責めたり追及してはいけない」と書いてあるけれど……」
「当事者。人間関係がうまく作れない。イジメられる不安に動けなくなり、仲良くたわむれたりできないのに寂しさは募る。不登校になり自殺妄念も。父・母に反発するようになった。今は支援センターアゼリアとつながり、ピアスタッフという夢にも向かっていけるようになった」
「専業主婦という名のひきこもり。DVにうつ、あとで発達障害もあると分かった。典型的な実家暮らしのひきこもりとはずいぶん違う。手放した我が子は22歳になった」
「思いやり気持ちを分かち合う場としてアライな当事者会を立ち上げた。もともとはコロナで中止になったパレード企画をお散歩イベント「あら散歩」に。コロナ対策でどうしてもオンライン中心になっていたが今年からはあらかわ粋・活サロンの一つとして少人数対面・リモート参加も可の形式に。twitterで雰囲気を伝えるとリモートのみの参加者も入ってきた。今後も続けていきたい」
「中学3年生の3学期から祖父母の家でひきこもっている息子は17歳になった。状況はあまり変わらない。先月マイナンバーカードを受け取れない問題を話したが、ここで手続きについて助言をもらい解決した。具体的な困りごとについても立場を知る人と接すると知恵をもらえてありがたい」
「区の生活福祉課として、生活保護対象の方の精神保健ケースワーカーをしている。通院をお勧めする人は年齢も社会経験も様々。信頼関係を築くことが一番の仕事。そうした人が警察の生活安全課にお世話になることがある。犯罪にはならないのに警察が対応でパンクすることに。精神保健の多職種チームが24時間対応する「ACT」の取り組みが広まることを願っている」
「荒川区内の自立支援事業から他自治体の自立支援事業に移りましたが、この会の雰囲気自体が私にとって癒しになっているようです。今後も参加させていただきます」
「荒川区社会福祉協議会と荒川たびだちの会の関係はもう3年以上になるが、干し柿づくりプロジェクトのあたりから社会とつながる機会を作る取り組みをするようになった。社会に存在するほかの課題と結びつけ、その中で居場所が出来ていく体験を重ねていってもらう。野菜販売はコロナの問題や夏の暑さによる食中毒の心配でいま中断しているが意義ある活動なので再開を目指している。どんな形であれその人なりの豊かさ・社会とのつながりを目指せばいいと思う」
「あらかわエコセンター近くの多目的イベントスペース「レンタルキッチン&スペース 土と緑」から参りました。援農という考え方で野菜販売についても連携できそうです。今は三河島枝豆や三河島菜を育てる取り組みをしています。江戸時代には豊かな農村地帯だった荒川区の歴史に触れる機会にできればと思っています」
外の世界を恐れて閉じこもる人、気楽にしているように見える人。まるで違っているように見えますが実は根幹にあるものは同じかもしれません。
マズローの欲求5段階説によれば、人の欲求というものは生命を維持する生理的な欲求(食や睡眠など)から安全の欲求・社会的欲求・承認欲求・自己実現欲求に分けられ、ある段階の欲求が満たされれば次の段階の欲求を満たそうとするそうです。
完全に閉じこもっている人は安全の欲求を満たそうと、自分を傷つけたり不安にしたりするものから身を守っている段階なのかもしれません。そして気楽にしているように見える人は生理的・安全の欲求をとりあえず確保し、次の段階に目を向けるためのエネルギーをため込もうとしている状態なのかもしれません。
そのエネルギーがどこへ向かおうとするか、それを探るのは容易ではありません。だから、刺激を与えることは必要でしょう。
ただし刺激というのは「これからどうする気なんだ」といったたぐいの説教あるいは脅しとは違うものです。それはおこないを正すために叱ることと感情をぶつけて怒ることと同じくらい違うのです。
社会や親・周囲の人たちから必要とされていると感じられる機会=社会的欲求を満たす機会をたくさん作ってほしいということです。それがご本人のエネルギーが外へ向かうタイミングと一致すれば、ご本人が一段階上の欲求を満たすために動き出すきっかけになるかもしれません。
社会福祉協議会の「社会とつながる機会を作る」取り組みも、こうしたきっかけにつながることを期待してのことでしょう。
参加人数が多く、全員がひととおり発言した後は自然とそれぞれ共感できた相手と集まって話し合う、ちょっとした分科会のような形になりました。皆さんの様子から集う場を求める気持ちが伝わってきて、やはり開催をあきらめずによかったと役員一同感じました。
散会ののち、役員の間で5月の運営会議が中止になったために検討できなかった荒川コミュニティカレッジの社会活動団体としての登録とコミカレ文化祭に関する対応について検討を行い、手続きを進めることとしました。
以下、告知。
「アライな当事者会」は毎月第3金曜日に開催です。
次回は6月18日の16時30分から19時30分まで、ほっとステーションで開催します。ひきこもりに限らず様々な生きづらさの当事者が集まりそれぞれの理解者(アライ)となれる場・理解者であろうとするすべての人たちの場にしたいと考えています。
(追記)
お隣の足立区で活動されている足立ひきこもり家族会の6月12日の会において、当会にかかわる当事者・経験者がお話しする機会をいただきました。
毎月第2土曜日開催で今後も有意義な企画が予定されているようです。
参加申し込み・お問い合わせ先はこちらの画像ファイルとリンクをご参照ください。
次回、荒川たびだちの会6月の月例会は6月の第4日曜日・6月27日の午後1時半から16時まで。
会場は変わらずフレスコ町屋 (東京都荒川区町屋2-21-2)201となります。
都電荒川線の「町屋二丁目」電停の目の前になります。
1階玄関扉前の呼び出しボタンで「201」を押してお入りください。
会費は500円、例によって当事者ご本人からは会費を頂いておりません
6月の運営会議は第2木曜・6月11日の夜19時に行います。場所は例によってアクロスあらかわ2階の予定です。ただし緊急事態宣言がさらに延長された場合アクロスあらかわの夜間貸し出しが中止されることになります。その場合の対応については速やかに当ブログにて告知することになりますのでご注意ください。
運営会議と銘打ってはいますが、運営に関わってみたい方のほかにも月例会の日時に都合が悪く参加できないけれど会に興味がある方、あるいは月例会に参加しているけどもっと話してみたいという方、そして当事者ご本人も、どうぞふるってご参加ください。
これらの予定については、今後の感染状況に伴う行政の指導により変更の可能性がありますのでご注意ください。変更の際には当ブログで速やかにご報告いたします。
いわゆる「三密」対策として、月例会・運営会議に参加される方にできるだけ、予めご連絡をいただけるようお願いすることとしました。参加人数をある程度把握することで会場の準備に活かすためです。
参加連絡先:
荒川区社会福祉協議会 地域ネットワーク課 担当:三宅・荒井
TEL:03-3802-3338
FAX:03-3802-3831
e-mail:jigyo@arakawa-shakyo.or.jp
ご協力をお願いします。
by A-tabi-rakawa
| 2021-05-24 01:58
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